Cloudflareの創業者Matthew Princeがクラスメソッドにやってきたのでインタビューした!

Cloudflareの創業者Matthew Princeがクラスメソッドにやってきたのでインタビューした!

Clock Icon2022.10.28

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クラスメソッドも使ってます

こんにちは、あかりです。クラスメソッドは、以前からCloudflareのソリューションを活用しています。デジタル待合室でワクチン予約を支援したり、自社でもゼロトラストの実現のために様々なサービスを活用しています。この度、創業者CEOのマシューさんが来日することになり、当社にも来てくれることになったので、インタビューをお願いしました。

技術革新の速度を大事にする

横田:マシューさん、今日はクラスメソッドにご来社頂きましてありがとうございます。色々お話を伺えることを楽しみにしています。ところで、今日話した内容をブログで公開したいのですが、問題ありませんでしょうか?今日の会話をコンテンツとして発信することで、日本のエンジニアたちがCloudflareを少し近くに感じられて、興味を持って使い始める方が増えていくと思っています。そこから企業が仕事でも使っていこうという流れができて、日本に広がっていくと思っています。

マシュー:もちろんです。

横田: ありがとうございます。早速1つ目の質問ですが、 Cloudflareがここ数ヶ月、Innovation WeekやSecurity Weekといった名前で、すごい数のサービスアップデートをしていますが、このすごい勢いのある取り組みはどういった狙いがあるのでしょうか。

マシュー:まず私たちCloudflareが大事にしているのは、技術革新の速度です。インターネットができた成り立ちから考えると、もともと私たちが求めているようなことができる設計になっていません。通信は遅く、信頼性も不足しており、安全ではないです。プライベート性にも欠けていて、お金も掛かりすぎます。Coudflareは、皆さんがインターネットで行っていること(メールを送信したり、サーバーにログインしたり、 ウェブページのリンクをクリックしたり、あるいはブラウザを使ってブラウジングするといったもの)を見て、これはもっと信頼性が高く、高速化できないかと自分たちに問いかけてきました。 私たちには、インターネットをより良くするために、まだやるべきことが沢山あります。そして、私たちは自社の最適化を行っています。イノベーションの速度を最適なものにしようと高速化しています。チームのデザインですが、プロダクトエンジニアリングの90%がお客様に従来のかたちで耳を傾け、製品を構築するチームです。 そして残りの10%は、「次の四半期に何が出てくるか、その次の四半期何が出てくるか」というプロダクトについて考えるのではなく、例えば「二年後にどういったことが考えられるか」ということを考えているチームです。非常に大きなステップにおいてインターネットの仕組みを改善していこうと考えているチームがあります。 Emerging Technology and Incubation team、ETIと呼んでいるチームです。

90%:お客様に耳を傾け製品を開発する

10%:未来から逆算して製品を開発する

開発チームに期限を設ける

マシュー:また、私たちの大きなオポチュニティというのは、チームの構造にもあります。 私たちのプラットフォームを通じて、より早いイノベーションを可能にするということです。 そのために、AWSがAmazon.comのために作ったのと同じように、私たちはWorkers Availableというプラットフォームをチームのために作りました。 これは、よりスピーディーかつ柔軟にコードを書き、そしてより安全な方法でデプロイすることを可能にするためです。 そして更にイノベーションに必要なものというのは期限(デッドライン)です。 デベロッパーに対して期限を与えなければ、長く仕事をしすぎると考えているからです。 そのために会社はユーザーカンファレンスを行います。 例えば、あるクラウドベンダーであれば1年に1回やっています。それは1年に1回でしかなく、ある地域のホテルを全て借りるというのは非常に高く付きます。 ですので我々の場合には、この期限というところをさらに高めて、1年に8回この期限を設けました。 そのために、Innovation Weekがあるわけです。 デリバリーするチームに対して、それまでにイノベーションを出す必要があることを認識してもらうためです。 私たちは今も創業して間もない頃と同じように、継続的にイノベーションを起こしていますが、 以前と違うのは我々の規模が大きくなっているということです。 Innovation Weekでは、5つか6つの発表ではなく今や100にも及ぶ発表をしています。 そして私たちはそのプロダクトを最初に発表したときに必ずしも業界でナンバーワンになるとはお約束しません。 しかし競合に対して革新性でその後時間の経過とともに凌駕していくということをお約束しています。 つまりGartnerやForresterのレポートで最初から成功するのではなく、 時間とともにどんどん右肩上がりにカテゴリ全てにおいて毎年ベストに飛躍していき、いずれナンバーワンになるということです。 それから以前は私たちの競合は Akamai、Imperva、F5、Riverbedといったところでした。 しかし今や我々はそういった会社を超えてリーダーとなっています。 今対面している競争相手はPalo Alto Networks、Zscalerなどがありますが、今後我々はイノベーションの上でもこういった競合を凌駕していくと考えています。 なぜかと言うと我々にはオポチュニティがあり、チームがあり、プラットフォームがあり1年に1回以上のユーザーカンファレンスを行うという良いやり方をしているからです。

年に8回設定されているイノベーションの期限

デベロッパーファースト

横田:Cloudflareは、デベロッパーがすごく喜ぶサービスを最近たくさん出しています。 一方でエンタープライズカスタマーに刺さるサービスも出しています。 売上を立てるためにはエンタープライズにより多く投資する必要があると思いますが、私たちはデベロッパーの会社なので、デベロッパーが熱狂するようなサービスを作り続けてもらいたいとも思っています。また、日本のデベロッパーに対する投資もぜひやっていただきたいです。

マシュー: デベロッパーファーストという考え方は私たちのDNAであり根幹部分です。 他の会社は、例えばゼロトラストソリューションではデベロッパーの人たちはむしろ仕事が遅く、大変になってしまい、我慢できないという状態だと思います。 ですから一度インストールしたがそれを外す企業も多くあると思います。 またある競合企業のサービスは、特定のクラウド上で動いておりますので、何か問題があった時に、わざわざその会社に連絡をしなければいけません。 しかも電話で出てもらうとしてもなかなか捕まらないという大変な状況にもなります。 私たちはセキュリティが皆さんの仕事を遅くしてしまう原因になることは許容できないと考えています。 デベロッパーの方のために、より安全でより速いソリューションを構築する必要があります。 私たちがソリューションで重視しているのは、生産性を高めること、デベロッパーの体験を向上させるということ、そしてより仕事しやすくすることです。 他の多くのパートナーは、例えばソリューションを複雑にした方がむしろ多くのサービスに対してチャージできるから良いと考えますが、 御社はそういうパートナーではないということは、我々は非常にありがたく思っております。 デベロッパーの方に優しいものを作るということを重視していらっしゃるという事です。

デベロッパーの体験を向上させるということ、そしてより仕事しやすくすること

安価に使いやすく

横田: ありがとうございます。 私がクラウドを使い始めたきっかけは、自分たちで新サービスを作ろうと思ったときにサーバーを買うお金がなかったんですね。ロードバランサーも買えなかったんです。 何かいい方法がないかなと思って自分たちがつくることも考えたんですが、クラウドっていうのが出てきて、これを使おうということですぐサーバーを用意することができました。 ストレージやデータベース製品を買うことができなかったんですが、クラウドで用意できるようになってとても開発体験が良くなったんですね。 Cloudflareがこれからデベロッパーに向けて素敵なサービスをたくさん出してきてくれると、 僕らがクラウドによってサーバーやデータベースを構築するというところがすごく楽になったように、 ネットワークとかセキュリティに対して、一人のデベロッパーが全てリーチできるような、本当に素晴らしい状況になってくると思います。そのために日本のデベロッパーにも投資してもらいたいなと思っています。

マシュー: 私たちの戦略というのはまさにそういうことです。 製品は高すぎると大企業しか使うことができませんが、 より広くユーザの皆様が使えるようにするということが我々の戦略です。 より手頃なものにすることによって、製品を開発していただくことができます。 広く手に入れられるようにということで、以前はRate Limiting(ボット対策機能)が有償でしたけれども今は無償のバンドル化されております。 これは非常にパワフルです。非常に大きな予算を持ってわざわざお金を払わなくても広く手に入るということが重要だと思っています。 私たちはもちろん収益を上げたいと思っていますが、収益を上げる方法というのは継続的にイノベーションを続けて価値を高めていくことだと思っています。 またより新しい機能を広く利用していただくことだと思っています。 皆様が本当に早く安全でプライベートなものをあまりお金をかけなくても手に入れられることが必要だと考えています。 そのために我々はサポートあるいは細かい制御に対しては有償ですが、 個々のデベロッパーの皆様に、例えば御社がこれまで経験されたようなロードバランサーの苦労などをしなくても済むように、 ロードバランサーをオンにしたらそのまま動くとか、Rate Limiting(ボット対策機能)をオンにさえすればいいというような形にしていきたいと思っています。 例えば我々のゼロトラストのソリューションは、50名以下の会社の場合には無償です。 これは我々のプロダクトをまず開発者の皆様にトライしていただきたいからです。 体験していただいて、仕事に利用していただきたいです。

ゼロトラストのソリューションは、50名以下の会社の場合には無償で提供

ゼロトラストの3つのコンポーネント

横田: ありがとうございます。 デベロッパーへの投資は、利用者を広げる意味ではものすごく大事ですし、 Cloudflareさんが会社を作った時もインターネットをより民主化していく革命的な活動だったと思うのですが、 一方で私たちのセールスチームやCloudflareジャパンの営業チームの方たちは、 エンタープライズソリューションもたくさん販売していきたいという側面があると思います。 デベロッパーの方たちに対する応援はよく分かりました。 今度はエンタープライズな企業にたくさん導入してもらうためにはいろんなやり方があると思います。 一つは私からの提案としては、日本のカスタマーは「他にどの企業が導入していますか?」をいつも気にしています。 そこで私たちは多数の導入実績を作っていきたいと思っています。 私たちが多数の導入実績を作るためには、国内外問わず多数のノウハウも必要で獲得したいと思っています。 特にCloudflareだけを導入するノウハウではなくて、Cloudflareと他のサービスを組み合わせて、 例えばOktaとかAzure ADとかAWSとか、そういったものの組み合わせのプラクティスを僕らは獲得したい。それをお客様に提供することでお客様は安心して使って頂ける。その部分について協力してもらえませんか。

マシュー:もちろんです。私たちは日本に多大な投資をしています。 そして企業のカスタマーにも我々をもっと使っていただき、我々としてもリファレンスとなる事例が必要です。 世界では非常に多く採用していただいております。 例えば世界のトップ20の大企業のうち18のお客様はすでにCloudflareをお使いいただいています。 Global 2000の企業の30%が既に弊社のお客様です。 そういった意味で多くのケーススタディがありますが、まだ残念ながら日本には少ないので今後色々取り組んでいかなければいけないと思っています。

9月にワールドカンファレンスの位置付けにあるCloudflare Connectをオーストラリアのシドニーで行ない、 その時にはANZ BankのCTO、AllisonのCPO、キャンベラのリードデベロッパー、 シンガポール政府の方にゼロトラストについてスピーチをしていただいたり、 インドのPayPayに相当するPhonePeの方にも来ていただきました。 多くの大企業そして政府の皆様にいらしていただきました。 そしてパートナーによるインテグレーションが非常に重要ですので、パートナーとの協業が必要不可欠です。 私たち自身がインターネットをより良いものにするために構築するのではなく、 皆様がより良いインターネットを構築するための支援というところが非常に重要です。 私たちは一人ではできませんし、ゼロトラストにおいては特にそうです。 ここには三つのコンポーネントが必要です。 まず一つはID、もう一つがエンドポイントの保護、それからネットワークです。 ネットワークの部分は私たちが非常に得意としています。 IDについては、Microsoft、Okta、Ping、Jumpなど。 エンドポイントに関しては、Microsoft、Croudstrike、Sentinel One、Symantec、McAfeeなどがあります。 私たちのプロダクトと他のプロダクトを組み合わせて、パートナーさんにより良いものを提供していただくということを支援したいです。 すでにお客様のところにある環境の中にあるものを組み合わせてトータルのソリューションを提供するということです。 私たちが行う支援というのは、どのパートナーが私たちの製品と最もうまくインテグレーションできるかということを支援することです。

ゼロトラストの3つのコンポーネント:ID、エンドポイントの保護、ネットワーク

パートナーと共に

横田: 少し昔話になるのですが、私は学生の時に家電量販店でパソコンを販売する仕事をしていました。お客様が来店した時にはパソコンとプリンタとデジカメとセットで買ってくれていたんですよ。 次の週に同じお客様がお店に来てくれて、「うまく繋がらない」って言うんですね。 そのお客様はパソコンメーカーに連絡したら、「それはうちのプリンタやデジカメのメーカーではありませんから分かりません」、 プリンタメーカーに連絡すると「うちのパソコンメーカーじゃないからサポートできません」とたらい回しにされて、最後に私に相談に来たんですね。 その時に、「プリンターはこういう設定、パソコンはこういう設定、そして接続確認しましょう」ということをお店で教えていたんですよ。 これは今の私たちのビジネスにも繋がっていて、一見すると競合かもしれないメーカー同士でもちゃんと繋がるっていうことがお客様にとっての価値なんですね。 その事例を僕らはたくさん持ちたいと思っています。

マシュー: それは正しいと思いますよ。 私たちはベストなパートナーの皆様に数多くのベンダーとトータルのソリューションを提供してほしいと思っています。 例えば私たちの長年のパートナーであるIBMもそうですが、 石油ガス産業で使われている市販の掘削リグでは数多くのIoTのデータを生成していることが分かっていました。 例えば風がどういう方向に向かっていくのか、太陽が照るのか、雨が降っているのかなど大量のデータをバッチ情報としてデータウェアハウスに塊として送る訳です。 その中には非常に重要な、皆様が即時に知らなければいけない、掘削リグが今にも爆発しそうというような情報もあるわけです。 Cloudflareと協力してソリューションを構築し、もともとIBMはShell向けに作ったわけですが、それをExxon Mobil、Texacoなどにもプラットフォームとして販売しました。 このように私たちのプラットフォーム上で知的財産を開発してお客様に販売するという例もあります。 もしくは我々のソリューションをカスタマイズして直接私たちのCloudflareのプロダクトだけでは得られなかったような収益を得ることもできるわけです。

パートナーが収益を上げるためのプラットフォームになる

日本への投資

横田:Cloudflareには、すでにたくさんサービスがありますよね。 日本で使う人を増やしたいというのと、たくさん売りたいというのと、色々な見方があると思うんですが、特に日本のお客様にこれがいいんじゃないかという予想する展開があれば教えて欲しいです。

マシュー: 日本には2つの大きなオポチュニティがあると思っています。 まず1つはインフラストラクチャーのセキュリティに関してですが、 私が今週お会いした大企業の多くのお客様が懸念していらっしゃるのは、日本がウクライナに対する支持の姿勢を取るたびに、ロシアが日本を追いかけてくるということです。 日本に対する攻撃を仕掛けてきているということです。 例えばロシアがサイバーセキュリティーオブザイヤーだとすると、中国は恐らくサイバーセキュリティオブザセンチュリーですね。 米国の政府も心配しています。 私たちのお客様でもあるわけですが、FBI、国務省、米国議会、オーストラリア、ドイツ、イギリスもそうです。 したがってわれわれを専門家として国家のサイバーセキュリティに関しても守ることができるということを訴えてもらえればと思います。

お客様というのは2つの長期にわたるオポチュニティがあると考えています。 ゼロトラストネットワークのジャーニーを始めたいと考えているお客様が多くいらっしゃいます。 日本はこれに対して非常にこれまで慎重でゆっくりな姿勢を取っていたと思っていますが、 今週私がお会いした多くの皆様がこのゼロトラストネットワークのジャーニーを始めなければいけないと認識していらっしゃいます。 大企業の皆様がゼロトラストネットワークのジャーニーを始めるための支援をすることが、皆様にとっても大きなオポチュニティになると思っていますし、ヨーロッパでも成功しています。またCloudflareだけではなくパートナーの皆様の次の大きなステップとしてはロードマップを作ることだと思っています。 それは今日やらなければいけないステップ、今後数か月に渡って行わなければいけないステップ、 もしくは今四半期、今年、さらには5年間にわたるロードマップを作成するということです。 こういったオポチュニティにおいて、御社はお客様がジャーニーを始めるにあたってのガイドになり得ると考えています。そしてそのネットワークソリューションの一部として、サイバーアタックに対して備える、 そして長期的なオポチュニティとしては、必要不可欠だと皆さんも感じていらっしゃるゼロトラストのジャーニーの支援だと思います。 例えば、セキュリティキーは、一人一人の皆様が持っていなければいけません。 Yubicoとのパートナーシップを発表しましたが、 Cloudflareのゼロトラストを入れていただいたお客様にはYubiKeyを本当に少ないコストで手に入れられるようになります。 例えば今まで80ドルかけてYubikeyを買っているのであれば8ドルで手に入れられるように、ということですね。 彼らはベストなセキュリティパートナーです。

国家のサイバーセキュリティに関しても守ることができる

今後の協業に向けて

横田:実際に自分でCloudflareを使ってみたところ、全体のアーキテクチャはCloudflare側で実現できていて、 我々技術者が必要なことは、簡単な設定をすれば早く運用できるので、本当にCloudflareは凄いなと思いました。Cloudflareのアーキテクチャに乗ればすぐに実現できる。これは大きなメリットだと思います。 さて、今後の協業についてお話しましょう。

マシュー: 私どもは御社が戦略的なパートナーだと感じておりますので、 戦略的なパートナーとして私に連絡をしなくても直接プロダクトマネージャに連絡が取れるように、弊社のプロダクトマネージャ、特にゼロトラストのプロダクトを作っているプロダクトマネージャのチームに紹介したいと思います。御社の要件や、御社のお客様の要件が今後のロードマップの中で優先順位を高くすることができるように紹介したいと考えています。 他のお客様のニーズなども私どもに知らせていただければ、 今後も私どもは最もイノベーションを持っている会社として、そしてまた最もレスポンスが速いベンダーとなることを約束したいです。 御社はパートナーとして弊社のソリューションを十分に理解していただいていると感じています。 そのために私だけではなくチームも御社にナンバーワンのパートナーになってほしいと希望しています。 これまで御社はAWSで成功しているわけですから、それと同じプレイブックを使ってほしいです。 それが御社にとってもまた弊社にとっても活動する上で大きな成功に繋がると思っています。

横田: AWSからCloudflareにスイッチングするというよりも、 AWSが実現できていないところを集中的に組み合わせて両方使ってもらうというのが一番相性がいいと思っていて、 特にゼロトラストネットワークセキュリティのところは他に安価に簡単に導入できるソリューションがあまりないと思っています。 なので一人勝ちできる可能性があるエリアであると思っていて、そこがこれから一年で多くの事例が作れるはずです。

マシュー: マルチクラウドということでは、我々は非常に良いユースケースを数多く持っています。 大企業や大きな銀行が求めているものというのはまさにそういうことで、 Cloudflareを選んでいただいているのもCloudflareがマルチクラウドの方向に進んでいるからだと思います。 また一元的なセキュリティに対しての視点を持っているということ、それからパフォーマンスに関しても同様のことが言えます。 先程まさにおっしゃったポイントだと思いますが、 我々にとってAWSとは競争相手ではなく補完し合う相手です。 お客様がデプロイする時に一緒にCloudflareもデプロイするということです。 それはもしかしたらAWSはあまり快く思わないかもしれません。 というのはCloudflareがお客様の出費を抑える支援をしている訳ですし、 お客様がAWSにロックインされてしまわないように支援している訳だからです。 先程言いましたが、マルチクラウドということが私たちが言っていることであります。

(しばし雑談)

マシュー: 今回の来日では、家族と一緒に旅してるんですが、日本の非常にパワフルな人と友達になりました。 (家族と力士の写真)

横田: 相撲部屋に行かれたんですか!?物理的なセキュリティ担当(ボディーガード)として雇ったらいかがでしょうか(笑)

クロージング

マシュー: 本当に本日はありがとうございました。非常にワクワク致しました。 お目にかかることができて大変光栄です。 我々の相談役Douglas Kramerも、 私のビジネスパートナーでCo-founderでもあるMichelleも 来日する予定ですので皆様とまたお目にかかることができればいいなと思っています。

横田: Cloudflareは本当に素晴らしいサービスなので日本で成功すると思います。本日はありがとうございました。

(最後に記念撮影をしました。)

謝辞

本インタビューに快諾頂いたマシューさん、Cloudflareの皆さんありがとうございました!

また、インタビュー内容の文字起こしや校正でご支援頂いた、若槻さん&假家さんありがとうございました!

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